「ドイツパン作りを体感してみたい！」
そう思い3年働いたパン屋を辞めドイツに渡りました。
2年間パン職人として働き、生活できたことは、私にとってまるで夢のような時間でした。

そこでの出会いや経験すべてが、こうしてお店を持てることに繋がっているような気がします。

ドイツに渡り最初に住んだ通りの名前にこの『ヒンメル』という文字が入っていて私のお気に入りの言葉になり、店名を決める時も迷わずに決めることができました。

ヒンメルとはドイツ語で「空、天国」という意味です。
この『ヒンメル』という言葉はドイツに渡った時のことを思い出し新鮮な気持ちを忘れないで初心に帰るという意味でもあるのです。

ヒンメルという名前はドイツ語とお話しましたが、ヒンメルのパンすべてがドイツパンではありません。

日本でのパン修業の時間も長く今までの経験すべてを活かしたパン作りをしていきたいと思いました。
私自身ライ麦を含んだパンも好きですし菓子パンや総菜の入ったパンも好きです。
でもどんなパンを作るにしても基本は「いかにして美味しい生地を作り上げるか」にかかっています。
ヒンメルでは十数種類の生地を扱っていますが、生地すべてに愛情を注ぎ、手間暇をかけ作り上げます。
それぞれの個性のある味・香り・食感を味わっていただきたく、これからも安心して食べていただけるパンを作っていきます。